<プロフィール>
2007年に起業。フラワーデザイナー、ピアニスト、ピアノ講師として、毎日朝から夜まで分刻みのスケジュールをこなす。一方で子供との関わりも大切にし、年3回は海外旅行に行くなど、無駄のない時間のやり繰りが得意。2018年法人向け胡蝶蘭ブランドを新たにリリース。夫、長女11歳、次女5歳、長男2歳の5人家族。東京都港区在住。
■orchid-works ホームページ
https://www.orchid-works.net/

制限のある中でも自分のやりたいことを諦めない生き方

フラワーデザイナー、ピアニスト、ピアノ講師、と、様々な仕事をしています。2018年には、法人向け胡蝶蘭ブランドを新たにリリースしました。

起業したのは11年前。今では、朝4時の花市場での仕入れから始まり、夜はピアノ教室の運営や演奏会を開催など、毎日、分刻みの生活を送っています。花屋や、ピアノ教室を運営していく上で、営業をせずに仕事をする、という独自のワークスタイルを確立しています。音楽+ピアノ+生徒+喜び=私の天職だと思っています。

とは言うものの、仕事ばかりしているわけではなく、ゴルフやジムなど自分の趣味もしっかりと間に入れて息抜きすることも忘れません。

またプライベートでは3児の母。子供との関わりも大切に、年3回は海外旅行に行くなど、無駄のない時間のやり繰りが得意です。

私はもともと、社長になりたかったわけでも、自分のメッセージを広く伝えたいという強い意志があったわけではありません。「子供がいる」「時間に制限がある」「それでも自分のやりたいことをあきらめず、すべてを手に入れたい」そう思い、自分自身の生きる道を歩んだ結果、自分の技術を発信する仕事に就くことができたと考えています。

同時に、今の私があるのは、周りの人たちのお蔭でもあります。幼いころから、不思議な位「人」に恵まれた生活をしてきました。何かを学ぶ時も、何か仕事をする時も、困った時も、日常の中でよい人間関係により助けられていることが多いと実感するからこそ、私自身も人を大切にした生き方を心がけているのです。

仕事の醍醐味は、努力の積み重ねによって生まれる結果を実感できること

  • 無限に人との出会いがあること
  • 自分の時間を自分自身でプランニングできること
  • 責任が重すぎてドキドキすることが毎日あるくらい、充実した日々を送れていること
  • 子供がいても仕事ができること

現在の働き方の魅力はたくさんあります。
一方で、コンサートやレコーディング、装花などで深夜に働くことも多々あります。そんなときは、様々なシッターさんに助けていただいています。

「ドレスが普段着」という、表では華やかな世界の日々でありながらも、その裏では努力の積み重ね。しかし、努力を積み重ねたら、必ず結果を実感できるのも、仕事の醍醐味です。

身の回りの人すべてにとってベストな選択

私は、たくさんの仕事に恵まれている今の働き方に満足しています。普通の仕事では経験できない様な仕事も信頼していただき任せてもらえた時は、10年続けてきたことで築いた信頼関係をひしひしと感じています。

生き方や働き方に迷うことがあれば、自分は誰に何を求められているのか、自分自身の思いこみだけで行動を決めていないかと立ち止まって自問自答します。自分だけでなく、家族、お客様、友人にとってそれはベストな選択かを、それぞれの立場に立っていろいろな方向から考えてみることにしています。

この10年間、仕事をするために常に走り続けてきました。好きな洋服を買うことも、美味しいランチに足を運ぶこともほとんどなく、仕事に打ち込んできた月日も大切ですが、これから先、回りを見て世の中がどう動いているからを見ることができる大きな視野を持って生きていきたいと思っています。子供との関わりも深く持ち、住む環境なども整えていく余裕を持ちたいと考えています。

他人に頼るのでなく自分自身で歩める力を持つこと

「こんな風になりたい」というビジョンがあるのであれば、他人に頼るのでなく自分自身で歩める力を持ち、どんなことがあっても倒れない自立した心が不可欠だと思います。誰かがきっと助けてくれる、自分にとって有利なおいしい話がある、など、近道を通ろうとしたり、中途半端で甘えた気持ちを持ったりすると、すぐに失敗をしてしまいます。一つずつ積み重ねた努力は、例え崩れかけようとも、時間がかかろうとも、きっと成功への道へ導いてくれると信じています。

諦めずに様々なことにチャンレジしながら悩み、試行錯誤をして自分自身のやりたいことをすべて手に入れる生活は無理ではありません。どんな仕事、職種であっても、基本は人と人とのつながりであるということを忘れずに人を大切に。心が通じ合うということを理解した時、自然と仕事もうまくいくはずです。相手が何を求めているか?が分かった時、私の仕事は軌道に乗りはじめました。人とどう付き合っていくかがすべてのヒントの入口だと思っています。